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2022.09.15

貯金上手はこうしてる!まねしたい “お金を貯める工夫”

お金が貯まる人には理由があります。

それは“収入が多いから”・・・ではなく、貯まるような仕組みをつくっているから。

収入が多くても貯められない人はいますし、反対に収入が決して多いとはいえない貯金上手もいます。

収入の多い少ないは、重要ではないんです。

そんな彼らのノウハウをのぞいてみましょう。

毎月の収入と支出を把握する

お金が貯まる人は、自分の収入と支出の額をしっかり把握しています。

これが貯まる仕組みづくりのベースになります。

収入の把握は簡単ですが、難しくその上面倒なのが支出です。

でも、お金を使った記録はいろいろなところに残っています。

現金での買い物はレシート、銀行口座からの引き落としや現金の引き出しは、通帳もしくはインターネットバンキングの入出金履歴で見られます。

少したまったタイミングで見返し、計算しましょう。

また、支出は毎月ほぼ一定額の「固定費」と、金額が変わりやすい「変動費」に分けて把握するのがポイント。

固定費は、家賃や保険料、月によって多少の変動はありますが水道・光熱費と携帯電話の料金などです。

引き落としの場合が多いので、通帳やネットの入出金履歴などで確認しましょう。

変動費は、食費や日用品・雑貨等が挙げられます。

こちらは現金や電子マネー、各種ポイント払いの人も多いでしょう。

買い物の際は必ずレシートをもらって、自分が使ったお金の記録を残すようにするのが、貯金上手への第一歩です。

浪費はしないが有意義なことにはお金を使う

お金の使い方は、「浪費」、「消費」、「投資」の3つに分けられます。

お金を無駄に使う「浪費」は、もちろんしてはいけません。

生活する上で必要なものやサービスに払う「消費」は、なるべく安く抑えたいところ。

そしてお金が貯まる人ほど、将来のためにお金を使う「投資」を意識しています。

必要なことにはしっかりお金をかけ、そうではない部分は支出を抑える。
これが、望ましいお金の使い方です。
言い換えれば、お金の使い方にメリハリをつけるということ。

そのためには、自分の人生を充実させるために何が大切なのかを知っておく必要があります。


また、浪費を防ぐには、生活必需品以外のものが欲しくなったときに即決しないのがコツです。

本当に必要なのか数日考え、それでも判断に悩むなら買わないようにする、第三者に客観的な意見を聞いてみてから判断するなど、自分なりの浪費防止アラートを設定しておきましょう。

生活費・小遣い・生活防衛資金など、目的別に口座を持つ

あるアンケートによると、銀行口座の所有数が「1個」という人は8.6%しかいませんでした。

大多数の人が複数の口座を持っていることになりますが、お金が貯まる人はこれをうまく使って、貯めやすい仕組みをつくっています。

ちなみに最も多かった回答は「3個」で23.0%。「5個以上」所有している人も30%以上いました。

※マイボイスコム株式会社 銀行の使い分けに関するアンケート調査(第3回、2021年4月実施) 

さて、お金が貯まりやすい人は、生活費に使うメイン口座以外に複数の口座を持つことで「口座にあるお金はつい使ってしまう」という誘惑を上手に遠ざけています。

貯金用の口座を普段使わない銀行にしたり、キャッシュカードをわざと見えないところに置いておくようにしたり。

そうすることでお金を下ろしづらくなるため、必然的に貯まるという訳なんですね。

貯金以外にも、家電の購入や引っ越しなどの目的があれば、専用の口座をつくってみましょう。

目標額に向けて貯めやすくなります。

また、急な出費に備えて「生活防衛資金」の口座をつくっておくのもおすすめです。

災害や失業、病気といった不測の事態、急な冠婚葬祭など、突然の出費に対応できます。

生活防衛資金はこちらでも解説しています。

自動積立を使って強制的に貯金している

お金を貯めやすくするには、「強制力」を利用することも不可欠です。

ここでいう強制力とは、銀行の自動積立や自動引き落としのこと。

貯金上手は、これをしっかり活用しています。

会社に制度があるなら、給料から一定額を天引きして銀行などに貯蓄する「財形貯蓄制度」もおすすめです。

ポイントは、

・毎月の収入があった時点で先に貯金に回す

・生活に困らない、無理のない額を貯める

の2点です。

よく言われていることですが、「月末になって残ったお金があれば貯める」という考え方では、なかなか貯金のペースは上がりません。

自動積立という強制力を発動して、コツコツ貯めていきましょう。

ただし、無理のない範囲でやるのがコツ。

「毎月3万円貯める!」――そう意気込んで自動積立を始めてみたのはいいものの、月末になって青息吐息の状態では、とても続けられません。

そんなときは、無理のない額に設定し直しましょう。

毎月1万円、いえ、5,000円に減らしてもいいんです。

高額を貯めることではなく、続けることに意味があるのです。

まとめ: 貯まる仕組みをまねしてみよう

お金が貯まる人は、例外なく「貯まる仕組み」をつくっています。

毎月の収入からいくら残すのかを決めており、複数の口座をうまく利用してやりくりする習慣がついています。

そして、浪費せずに自分の価値観に合うお金の使い方をする――そうすれば、自然とお金は貯まっていきます。

まだやったことのない工夫があれば、積極的に取り入れていきましょう。

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