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2023.05.31

知らずに損しているかも?保険見直しのメリットとポイントを徹底解説!

そもそも保険は何のために入るのか?保険の成り立ちと貯金との違い

保険に加入している方は多いと思いますが、そもそもの保険の成り立ちをご存知でしょうか?

始まりには諸説ありますが、中世ヨーロッパの商人が作った制度が有名です。

商人たちはギルドという組合を作ってお金を出し合い、仕事で困った時や仲間が亡くなった時の家族への生活費を助けたと言われています。

このような保険制度は仕事や病気などのリスクへの備えとして、相互扶助という考えから生まれました。

保険と関連して、貯蓄をしておけば保険は必要ないと考える方もいるかもしれませんが、このようなリスクへの備えの点で大きく異なります。

貯蓄は自身の貯めた金額が上限になるのに対して、保険は加入当初から上記のようなリスクに対する保障がすぐに得られる点が大きなメリットです。

この記事では、このような保険に関する見直しのメリットやポイントを解説します。

保険を見直して得られるメリットとは? 

リスクへの備えとして重要な一方で、保険は一度加入した後に放っておくと実は損をしてしまうことも、、、

定期的に見直すことで大きなメリットがあるため、ぜひ契約している保険をチェックしてみてください。

無駄な支出を減らすことができる

保険の見直しの1番のメリットは支出を抑えることができる点です。

これは携帯電話料金やサブスクリプションサービスの見直しと同様に、「固定費」を減らす効果があります。

ただし、無計画に解約すると後悔することもありますので、慎重に見直しを行うためにも、迷ったらプロに相談するのが良いでしょう。

本当に必要なリスクに対応出来る

人生の中では結婚や子供など状況が変わっていくため、適切なタイミングで保険の見直しをしないと、保障額や内容が適切でなくなり効果が大幅に減ってしまいます。

その時々で想定されるリスクに合った適切な保険へと見直しをすることが、保険を活用する上でとても重要になります。

保険を見直すべきタイミングは?

保険を見直すべきタイミングは人それぞれですが、具体的にはどのようなタイミングで見直すべきなのでしょうか?

おすすめのタイミングとしてライフイベントをきっかけとした見直しです。

ライフイベントとは結婚、子どもが生まれる、子どもが学校に行ったり卒業したり結婚する、仕事を変える、家を買う、相続が発生するなど自分の周りの状況が変わる出来事です。

具体的にいくつか確認してみましょう。

ライフイベント

・結婚/出産

独身時代に入っていた保険がそれぞれあった場合は、家族構成が変わるので

結婚の際にまとめて見直すのが良いでしょう。お子さまが生まれた際は、必要な死亡保障額が上がることが多く、教育費の捻出なども併せて考えると良いでしょう。

・子供の卒業

子供が学校を卒業し、社会人になると、自分で収入を得るようになります。このタイミングで親は死亡保障額を見直すことが望ましいです。

・転職

例えば、個人事業主から会社員になった際、加入する社会保険が変わります。会社員の社会保険には、傷病手当金や遺族厚生年金などの保障があります。このタイミングで死亡保険や医療保険を見直すことが適切です。逆に会社員から個人事業主になった際は、社会保障がそれまでよりも手薄になるため、見直しの重要度はさらに高いといえます。

保険の更新時期 

もう一つの見直しのタイミングとして、保険の更新時期に合わせるというのもあります。

保険には保険期間があり、保険期間が終わる時に契約を更新するタイプに入っている場合は、更新のタイミングが来る前に考え直してみましょう。

医療の進歩や社会保険の変化などで契約時には無かった新しい保障があったり、逆に今では保険で備えなくても良い保障ができたりするため、最新の保険事情をぜひチェックしてみてください。

見直す際に必ず確認すべきこと3選 

保険料(支払金額)が適切か

保険料は食費や光熱費と同じで、生活費の一部となります。

だからこそ、保険料は家計に合ったものでないといけません。

高い保険料を無理して払い、途中で払えなくなり失効すると、保障がなくなるだけでなく、再度加入しようとすると年齢が上がると共に保険料も高くなります。

家計にあった保険を選んできちんと継続することがとても重要なため、適切なものを選ぶようにしましょう。

保障額(受取金額)が適切か  

保障額を考えるとき、加入保険だけではなく、社会保険や勤務先の福利厚生、保有資産、そして住宅ローンの団体信用生命保険なども合わせて考慮しましょう。

死亡、大病、働けなくなるなどのリスクに対して、社会保険や保有資産では足りない金額(必要保障額)を検討するのが第一歩です

注意点として、必要保障額と加入すべき保障額が必ずしも同じではないことは押さえておきましょう。保障額(受取金額)を高く設定すれば、その分保険料(支払金額)も高くなるので、あくまで家計の負担にならない範囲内で、得られる保障額を適切に見極めていきましょう。

保障期間が適切か 

せっかく保険料と保障額を適切に整えても、保障期間が適切でなければ意味がありません。安易に将来更新すれば良いと考えず、「子供が全員成人するまで」や、「自分が退職する年齢まで」などと、現在のリスクに対して必要な保障期間を選びましょう。

まとめ  

本記事において、保険の見直しは適切な家計管理と効率的なリスク回避のために重要であることを説明しました。保険は相互扶助という理念により、個人の貯金では賄えない保障を提供する素晴らしい制度です。しかし、見直しを怠ると保障の無駄や保険料の無駄が生じ、ライフイベントや社会状況の変化に対応した必要保障が不足することになります。

保険の見直しは面倒な作業と感じる方が多いですが、だからこそ気になったときに行うべきです。見直しのタイミングを逃さないようにしましょう。この記事が皆様の保険見直しのきっかけとなり、一助となれば幸いです。

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