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2021.04.15

シンプルでわかりやすい掛け捨て保険の仕組み

生命保険には、満期や解約時に返戻金があるもの、一定の期間ごとにお祝い金が受け取れるものなど、万が一の時以外の場合にも給付を受け取れる商品があり、解約をしたら何も戻ってこない、いわゆる「掛け捨て」タイプの保険がもったいないと言われることがあります。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
実は、掛け捨てタイプにも、他のタイプとは異なるメリットがきちんとあります。
場合によっては、貯蓄型よりも掛け捨てタイプを選んだ方がよいこともあるのです。

今回は、掛け捨てタイプの保険の仕組みと、そのメリットについてご紹介します。

掛け捨て保険とは、満期や解約でお金が戻ってこない保険のこと

一般的に、掛け捨て保険は、満期になってもお祝い金などがなく、解約をしても掛け金が戻ってこないタイプの保険です。「保険の掛け金が戻ってこない」ことから「掛け捨て」と呼ばれています。
逆に、満期や途中解約でお金が戻ってくる保険のことを貯蓄型と呼びます。

掛け捨て保険は万が一の時に高額な保障を備えるための保険

がん保険や生命保険など、病気や怪我、そして亡くなった時に高額な給付金を受け取ることができるのが掛け捨てタイプの保険です。
他の貯蓄型保険と比較すると給付金が高額であることが多く、子育て世代などもしもの時に残された家族へ大きな保障が必要な世帯でも高額な保障の保険に加入しやすいのが特徴です。

掛け捨てという言葉から、お金を捨てているように聞こえるかもしれませんが、考え方としてはマンションの共益費と似ています。
賃貸マンションやアパートにお住まいの方は、建物に修理が必要な破損であったり、備え付けの備品の不備があった際には、大家さんや管理会社が直してくれると思います。
そのためのお金を居住者全員で割って少しずつ出し合っているのが共益費ですが、これも、何もなかったからと言って退去の時に戻ってくる訳ではありません。

共益費と保険の仕組みは正確には異なりますが、保険料は、もしものときに保険金をもらうという約束を購入している代金だと言えます。
支払いをしている間は保障が有効となりますので、決してお金を捨てているわけではありません。

掛け捨て保険のメリットは保険料の安さ

掛け捨てタイプの保険のメリットは、保険料の安さです。
これが貯蓄型の場合、保険料に貯蓄の積み立て分が加わりますので、保険料が高くなります。
必要な保障分の保険料のみを支払うので、安い保険料で高額な保障をつけることもできるのも掛け捨てタイプの特徴です。
また、保険の仕組みもシンプルですので、生存給付や無事故給付のように数年ごとに給付の手続きをする必要もなく、利回りなどを気にする必要もありません。
単純に、自分に必要な保障がされるかどうかで判断しますので、加入の検討もしやすいでしょう。

しかし、掛け捨て保険は、契約の更新の際に保険料が上がってしまったり、80歳を超えると更新ができなくなってしまったりするものがあります。

ですので、入りっぱなしで長期間そのままにしておくものではなく、定期的に見直しが必要な保険であるとも言えるでしょう。

掛け捨て保険に加入するべきケースとは

ここからは、掛け捨て保険に加入しておいた方がよいケースを3つご紹介します。
現在のご自身の生活やご家族の状況などに照らし合わせて確認してみてください。

1.がんに備えるとき

ひとつめは、掛け捨て保険の王道と言える「がん」への備えです。
日本人の2人に1人ががんにかかると言われている時代ですので、がんへの備えは必要不可欠となってくるでしょう。しかし、がん治療には長い治療期間と高額な費用がかかります。
また先進医療を希望する場合は自費診療となりますので、さらにお金が必要です。

そして、高齢になるほど、がんやその他の病気にかかるリスクは高まりますので、がん保険や後述する医療保険は一生涯加入することが前提になってきます。
そうなると、返戻金などのことを考えて途中解約も視野に入れなければならず、内容も複雑な貯蓄型よりも、シンプルな掛け捨て保険で毎月の支出を抑えることを優先する方が良いでしょう。

2.ケガや病気に備えるとき

こちらも掛け捨て保険の代表格ですが、1つめの、がんと同じく、病気やケガで働けなくなった時や万が一の時へ備えるならば掛け捨ての医療保険に加入する方が良いでしょう。

先進医療に対する保障はもちろん、就業不能になった場合のための保険や、女性疾病に強い保険など様々な種類がありますので、ご自身にあった保険を選びましょう。

3.子育て世代で世帯主の死亡リスクに備えるとき

最後は、小さなお子さんや学生などを扶養しているご家庭で、世帯主がなくなった時に収入が途絶えてしまうというリスクに備える場合です。
生活費だけでなく、お子さんの学費を考えると、数千万円のお金が必要になりますので、これを貯蓄型の保険で賄おうとすると毎月の出費が数万円にも上ります。
ご自身の老後に備えた貯蓄は必要ですし、返戻金もありますが、毎月それだけの保険料を支払うのはなかなか厳しいのではないでしょうか。
これに対して、掛け捨てタイプであれば、数千円から1万円程度になりますので、このような備えは、掛け捨てタイプを選ぶのが良いでしょう。

掛け捨てタイプの特徴を知って、上手に保険を活用しましょう

掛け捨てという呼び方で損をするイメージがあったかもしれませんが、そんなことはありません。
掛け捨て保険も貯蓄保険もそれぞれに特徴があり、使い分けによってお得に保障を得ることができます。

今回ご紹介した、がんへの備え、病気がケガへの備え、そして子育て世代の世帯主の死亡リスクへの備えは、掛け捨て保険タイプの活用方法として最も一般的なものです。
このほか、ご自身の生活に合わせた保険の見直しや加入のご相談も承っておりますので、ぜひ1度TSUNAGUへご相談ください。

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