2022.10.17
楽しさ、おいしさはそのまんま。すぐできる外食費節約講座
おいしい食事、とりわけ外食は生活の楽しみの一つですが、節約しなければいけない時期に、外食でお金を使いすぎるわけにはいきません。
おいしく食べる楽しみはそのままに、外食費の節約を試みてみましょう。
主食を常備しておく
外食するのには理由があります。
それは、ラクをしたい(作るのが面倒)、おいしいものを食べたい(自分で作るとおいしくない)、豪華な気分を味わいたい、自炊だといつも同じパターンになってしまう――など。
理由がわかっているなら、そうなる原因をつぶしていけば外食費も減らせるはず。
まず、「ラクをしたい」派には、おかずやお総菜だけを買って帰る、いわゆる「中食(なかしょく)」が助けになります。
そのために必須なのは、いつも家に主食を準備しておくこと。
主食となるご飯やパン、麺類などは自分で準備しておき、おかずだけ買う。
そうすることで食事の準備はラクになり、外食する必要性もなくなります。
ごはんが欠かせないなら週末にご飯を炊いておいて冷凍したり、おにぎりにして保存しておく。
パンが好きなら主食となる食パンやバゲット、バターロールなど好みのパンを用意しておく。
麺類派なら保存がきく乾麺を準備しておき、ゆでたり焼いたりするだけにしておく。
あとは主食に合うおかずを組み合わせるだけ。
こうするだけでも、十分に費用や労力の節約になります。
レトルト食品・冷凍食品を頼る
おいしいものを食べたい。でも、自分で作るとおいしくない――そんな人にはレトルト食品・冷凍食品がおすすめ。積極的にストックしておきましょう。
近ごろのレトルト食品・冷凍食品の進歩は目をみはるものがあります。
味もぐんとおいしくなり、種類も多彩です。
中華にイタリアン、和食にエスニック料理などなど。これを使わない手はありません。
代表的なものはパスタやカレーですが、丼ものの具やちょっと珍しいスープなんかも、いつもと気分が変わっていいですね。
少々値が張るものがあっても、外食するよりは低コストです。
平日は今まで通りの定番レトルト、週末は普段だったら買わない少し高めのレトルトにするなど変化をつけると、飽きずに続けられ、家でも外食と同じような満足感が得られます。
「再現レシピ」を作ってみる
自炊だといつも同じパターンになってしまうことに嫌気が差して、思わず外食してしまう人は、「再現レシピ」にトライしてみるのはいかが。
試しに好きなファミレスやファストフード店の名前を入れて、
「◯◯風ハンバーガー」
「◯◯風オムライス」などのワードで検索してみてください。
「再現レシピ」として、お店の味に近づけたレシピが出てきます。
その中にこれは自分でも作れそうだと思えるメニューがあれば、実際に作ってみましょう。
「本当にあのお店の味だ!」とにんまりするか。
「なんだかお店の味とは違うなあ」となるか。
もし同じような味にならなくても、当然と言えば当然です。
お店の味を目指して、味付けを考え直したり、火加減を変えてみたり。
試行錯誤するのも、また料理の楽しみの一つです。
さて、出来不出来はともかく。
コスト面で言えば、お店の値段より断然安く作れることに驚くはずです。
自分で作ってもお店と同じ味になるなら、そのレシピは胸を張ってあなたの得意レパートリーに加えてよし。
お店で食べたくなったとき、「そういえば自分でも作れるな」「自分で作れるのに、高い料金を払うのはもったいない」と思えるようになればしめたもの。
お店に行かず自炊することで、大きな節約効果があります。
覆面調査で外食する
やはりたまには豪華な気分を味わいたいという方にはこちら。
いわゆる「ミステリーショッパー」です。
これはまず、覆面調査のサイトにモニターとして登録し、実際にお店に行って食事をします。
お店の接客態度や料理の盛り付け、ルール通りに提供されていたかなど、お店が調べたい項目についてきちんと報告すれば、あとから代金の何割かが戻ってくるというシステム。
実際に外食する点が、これまで紹介した方法と異なります。
代金がどれぐらいの割合で戻ってくるかは、サイトやお店によってまちまちです。
うまく使えば豪華な気分を味わえ、節約にもつながります。
ミステリーショッパーについては、以前こちらの記事でも紹介しました。
まとめ: 理由を振り返って、自分に合った節約術を
疲れたときやどうしても時間がないときは外食するのもいいですが、週に何度もとなれば、さすがに家計を圧迫してしまいます。
もしそんな状態が続いているなら、外食したくなる理由を振り返り、自分に合った外食節約術を実践してみましょう。
うまく習慣化できれば、毎月の余裕ある家計をお膳立てしてくれます。