1. トップ
  2. 可処分所得って何のこと?自分が自由に使えるお金を知ろう

2021.09.01

可処分所得って何のこと?自分が自由に使えるお金を知ろう

「可処分所得は上がっている」
こんなコメントをニュース等で聞いたことはありませんか?よく「自分が自由に使えるお金」と言われますが、自由に使えるお金とはどんなお金のことなのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、可処分所得とはどんなお金なのかと、家計の見直すときに抑えておきたいポイントについてご紹介します。

可処分所得は、平たくいえば「手取り」のこと

可処分所得と聞くと、処分できるほどの余剰な所得のことのように聞こえますが、一言でいうと「手取り」のことです。一般的に、お給料の総額は「額面」と呼ばれ、そこから税金や社会保険料を引いた支給額が可処分所得となり、この中から、家賃や光熱費などの生活費を支払います。会社によっては、社宅家賃や、確定拠出年金など、税金や社会保険料以外の控除が発生している場合がありますが、可処分所得を計算するときは、これらの控除は給与額から差し引きをしません。

差し引きする税金や社会保険料とは?

毎月、給与から差し引かれる税金や社会保険料ですが、何にどれだけ払っているか一度明細を見て、以下の項目を確認してみましょう。

税金:所得税、住民税
社会保険料:雇用保険、健康保険、厚生年金、介護保険(介護保険は40歳以上)

住民税を自身で支払っている場合

会社によっては、住民税を天引きせず、自身で払っている場合があります。その場合、自身で支払っている住民税を引いた金額が可処分所得となります。

自営業の場合の可処分所得は?

自営業やフリーランスの方の場合、すべての売上から、経費・税金・社会保険料を引いた手取り収入が可処分所得となります。月々の売上が会社員のときよりも増えていても、なかなか手取りが増えないという方は、経費や税金など、差し引きされるものが大きいということになります。

昇給すれば、可処分所得は増える?

可処分所得を増やすためには、手取りを増やす必要があります。しかし、昇給などで給与が増えたとしても、その金額がそのまま手取りになるわけではありません。
さきほどご紹介した給与から差し引きされる税金や社会保険料は、給与額に応じて算出されますので、給与額が増えると支払う税金や社会保険料も増えてしまうのです。
これらの税金や社会保険料は、給与額によって算出するパーセンテージや金額が設定されています。
よって、手取りを増やす一番効率が良い方法は、「支払う税金と社会保険料の割合や金額が増えない範囲で昇給を狙う」ことだと言えます。

よく、扶養の範囲内で働きたい方は「130万円の壁」「150万円の壁」といった言葉を耳にすると思います。これらは社会保険料や税金の支払い義務が発生する金額のラインです。同じように会社員の方も、次の税率に上がるラインがありますので、詳しく知りたい方は一度調べてみると良いでしょう。

家計を見直す4つのポイント

ここまで、可処分所得とはどんなものなのかご紹介してきましたが、可処分所得を増やすことは簡単ではありません。そうなると、自身のお金を増やすには、家計の見直しが必要になります。
ここからは、家計を見直すポイントについてご紹介をします。

1.利用していないサブスクなどの解約

毎月定額で利用できるサブスクリプション。最近は音楽や動画だけでなく、様々な種類のサブスクがありますが、登録したものの、実はあまり利用していないものはありませんか?
クレジットカードや携帯キャリアの明細を定期的に見返して、利用していないサブスクは解約し、無駄な出費を減らすようにしましょう。

2.通信費の見直し

携帯電話やインターネット回線を契約してから、ずっとそのままにしていませんか?各通信会社は顧客獲得のために日々新たなサービスプランを打ち出しています。同じ内容でも今よりも安いプランが出ている可能性もありますので確認をしてみましょう。
また、携帯電話やインターネット回線利用料、固定電話などをそれぞれ別の会社で契約している人は、これを機に同じ会社に一本化することも検討してみましょう。
1つの会社にまとめることで割引が適用され、今までよりも安くなる可能性があります。

この他に、携帯電話を契約した際に加入しているオプションを見直し、不要なものを解約することでも支出を減らすことができます。詳しく知りたい方は以前ご紹介した下記の記事をご覧ください。

3.光熱費の見直し

電力とガスの自由化によって、通信費と同様に、電気・ガス・水道料金などを同じ会社にまとめることで割引が適用される場合があります。
引っ越しの際に連絡する場所が少なくて済むメリットもありますので、こちらも検討をしてみてはいかがでしょうか。
電力とガスの自由化については、こちらの記事でも紹介しています。

4.保険の見直し

最後は保険料の見直しです。
若手のときに加入したままになっている方や、営業マンに勧められるまま加入した保険がある方などは、不必要な保障が付いた状態になっているかもしれません。保険は年齢やライフステージに応じて必要な保障が変わるものです。貯蓄型の保険であるならばともかく、掛け捨ての保険をそのままにしている方は、ぜひ保障内容と金額を見直しましょう。
適切な保険に加入することで、費用を抑えられる可能性もあります。
保険の見直しについては、こちらの記事でも紹介しています。

家計を見直して生まれたお金は資産の運用・形成に

家計の見直しをして、不要な出費を削り家計に回せるお金が増えたときに、その分を無駄遣いしてしまってはいけません。余裕が生まれてきたら、そのお金を運用や資産形成に充て、老後資金を蓄えていきましょう。
資産形成については、iDeCoやNISAなどの投資を行う方法と、貯蓄型保険を活用する方法などがあります。こちらも、以下で詳しくご紹介しています。

自身の可処分所得を把握し、上手に家計をやりくりしましょう。

自身の可処分所得を把握していれば、家計に回せるお金がどれくらいあるのかを理解することができます。
支出が可処分所得の金額を上回っている場合は、早めに家計の見直しが必要です。普段、給与明細をちゃんと見ていないという方は、この機会に明細を見てみるようにしましょう。

TSUNAGUでは、保険に関するご相談を承っております。
もしもの事故や病気への備え、資産形成などお客さまのご要望を伺いプランをご提案いたします。詳しいご案内を希望される方は、TSUNAGUまでお問い合わせください。

【お問い合わせ】
電話:03-6625-4378
(平日11:30~20:30)
メール:info@tsunagu-insurance.co.jp

関連記事