2021.05.17
1人3億円?一生に必要なお金を計算してみよう
高齢化が進み、老後の時間が長くなってきています。
老後の時間はお給料がありませんので、年金やこれまでの貯蓄などから生活費を捻出しなければいけません。今の家計で老後は大丈夫なのか?どれくらいの準備をしなければいけないのか?今回は、一生涯に必要なお金と、自身の生涯年収のシミュレーションについてご紹介します。
お給料だけでは足りない分のお金をどう補うかについてもポイントをご紹介していますので、参考にしてみてください。
一生で必要なお金は約3憶円
一生のうちの大きな支出は、人生の3大支出と言われている「結婚」「住宅購入」「教育」に加えて、「親の介護」や「自身の老後」があります。
それぞれ、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
ライフイベント | およそかかる費用 |
---|---|
結婚 | 約350万円 |
住宅購入 | 3,500万円~4,500万円 ※地域や、マンションか建売かなどにより異なる |
教育 | 約1,000万円 ※幼稚園~高校が公立、大学が私立の場合の概算 |
親の介護 | 約500万円 |
自身の老後 | 1,300万円~2,000万円 ※公的年金を除いて必要と言われている金額 |
全てを合計すると6,600万円~8,350万円になります。思ったより少ないなと感じたかもしれませんが、上記はあくまでライフイベントでの支出です。これに加えて日々の生活費や、交際費、お子さんの習い事や塾の費用などを含めると、約3憶円が必要だと言われています。
対して、生涯年収は3憶円には満たない
労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計2020』によれば、大学・大学院卒で60歳まで働いた場合の生涯賃金は男女とも2.2憶円と言われています。
しかし、この金額は「給与の総額」であって、手取りではありません。
実際の手取りはここから社会保険料や税金などを差し引いて1.7憶円くらいになると推測されます。
さらに、この数字はあくまで平均値です。一部のすごく収入が高い層が平均を引っ張り上げますので、上位の人から数えてちょうど中間にあたる中央値となると、平均よりも低くなります。つまり半数以上の人が生涯賃金の金額よりも少ない金額になるでしょう。
自分のライフプランをシミュレーションしてみよう
ライフプランはその名の通り、人生設計の事です。自身の目標やライフイベント、毎月固定の収入・支出をまとめて数値化し、今後の生活を設計していきます。
ライフプラン表の作成は、エクセルが便利ですが、自分で作るとなると時間や手間がかかりますが、普段仕事などでPCをお使いの方はマイクロソフト社からもテンプレートが出ていますので、ダウンロードしてみると良いでしょう。
自身で票を作成するのはちょっと…という方は、全国銀行協会のシミュレーションサイトがおすすめです。こちらは、手軽にできる「基本シミュレーション」とより詳細に作成できる「くわしくシミュレーション」があります。
ただし、シミュレーションは会社員向けに作成されていることが多いですので、自営業やフリーランスの方はエクセルで作成した方がより正確に計画が立てられるでしょう。
いかがでしょうか。
計算をしてみるとより具体的に見えてくると思いますが、お給料と年金のみでは3億円には満たないことが分かります。
足りない分を補うポイント3つ
それでは、足りない分はどのようにして補うのが良いのでしょうか。
自己投資をしてキャリアアップを目指す
まずひとつは、年収を増やすことです。資格を取得したり、セミナーへ参加したりして、昇給・昇進ができれば、年収アップにつながります。現在の職務に直結する勉強はもちろん、関連する業務の習得や、新しい分野への挑戦も良いでしょう。
貯蓄を増やす
老後に向けて収入の一部を定期的に貯蓄に回します。手元にあるとつい使ってしまうという方は、定期預金や積み立て式の定期預金などを活用して使わないようにする工夫もすると良いでしょう。
もちろん、保険にも貯蓄型の商品があります。将来のことを考えてコツコツと貯金をしながら、もしもの際の保障ができますので、加入をしていない方はこれを機に加入を検討してみてはいかがでしょうか。
投資をする
今の預金の金利は超低金利なため、預貯金をしていても増えていくお金はごくわずかです。貯めた資産をさらに増やすには、投資が必要となってきます。
初めて投資をするのであれば、株のような短期で金額が動くものではなく、長期で積み立てができ、リスクを分散できることを意識して、NISAやiDeCoを活用するのが良いでしょう。元本割れのリスクが少ないだけでなく、節税効果もありますので、老後を言据えて長期的な資産形成をすることができます。
NISAやiDeCoの詳しい内容については「iDeCoとNISAとは」もご覧ください。
人生100年時代には、長期的な資産形成が大切
それだけ健康寿命が長くなり、人生100年時代と言われていても、元気に働ける時間は大きく変わっていません。そのため、老後を迎えるまでに収入や資産を増やし備えていくことがますます大事になってきます。今のご自身の収支を出来るだけ正確に把握し、あとどれくらいのお金が必要になるのかを考えながら、自分にあった資産形成の方法を検討しましょう。
TSUNAGUでは、保険に関するご相談を承っております。
もしもの事故や病気への備え、資産形成などお客さまのご要望を伺いプランをご提案いたします。詳しいご案内を希望される方は、TSUNAGUまでお問い合わせください。
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