2023.07.03
ちょっとした支出を見直すだけで、年間〇万円の節約が可能!今すぐ見直したい無駄遣い3選
就職・転職、お引越し、結婚や新しい家族が増えたなどのライフスタイルの変化は、同時に多くの出費にも繋がります。
「転職」「昇進」などで収入を増加させることも勿論ですが、出ていくお金が減らないことにはいくら収入が増えても貯金は増えません。そのため、まずは支出を減らすことを考えた方が貯金を増やす近道になります。
「収入」よりも「支出」に焦点を当てた場合、どのような部分を見直すべきなのでしょうか。今回は、そもそも無駄遣いが起こる原因と今すぐ見直したい3つの無駄遣いを取り上げてご紹介します。
無駄遣いが起こる原因
無駄遣いを減らして、「支出」を大幅に減少させるためには「無駄遣いが起きる原因」を把握することからスタートしなくてはなりません。
例えば、自宅の整理整頓がされていないことも無駄使いが起きる原因です。
冷蔵庫を整理整頓しておかないと、「何が必要で何が不要か」が分からなくなり、重複した商品を購入してしまうこともあるでしょう。
また、部屋全体を物が少ない状態ですっきりした状態にしておくことで、それ以上、物を増やしたくない、余計なものの購入を控えるといったことにも繋がります。
支出を把握した上で、どのようにすれば無駄な出費を減らせるのかを考えなくてはなりません。
知らず、知らずにしている3つの無駄遣い
「無駄遣い」を減らすことが大きな節約に繋がりますが、見直す箇所が多すぎてどこから手を付けるべきか分からないと考える方も多いでしょう。
まずは「無駄使いしやすい消費」から抑えた上で、徐々に細かな部分の見直しにまで広げていく方が続けやすいです。
この項目では、無駄使いしやすい3つの消費を解説します。
1. サブスクリプション
毎月定額料金を支払うことでサービスを受けられる「サブスクリプション」ですが、近年は多くのものが「サブスク化」しており、利用者側は「毎月お金を支払う価値があるサービス」であるかを精査する必要が出てきました。
例えば、音楽配信サービスを月額500円で契約している場合、1ヶ月の間に実際に使っていなければ500円を毎月支払い続けるだけになってしまいます。
定期的に課金しているサブスクリプションをチェックして、「必要かどうか」を確認する時間は設けるべきでしょう。
2. ゲームの課金
近年はスマートフォン・タブレットなどでできる「ソーシャルゲーム」が広がりを見せており、ゲームを有利に進めたり、より楽しむために課金する人も増えています。
ゲームをしている間は没頭したり、我を忘れて楽しんでしまうかもしれませんが、結局のところ終わりが見えない課金が続いていくため、貯金を行いたい場合には真っ先に削りたい出費と言えるでしょう。
まずはソーシャルゲームから離れてみて、お金を貯めた上で「キャリアアップのために資格勉強を行う」など未来に繋がることにお金を使うことがおすすめです。
3. 衝動買い
「デザインが良くて買ってみたが、自宅に届いてみたら思っていたイメージと違った・似合わなかった。」
「安売りしていた食料品を大量に購入したが、賞味期限までに消費しきれずに大半を処分してしまった」
何となくで買い物をしてしまう「衝動買い」は、結果として金銭的には損をすることが多いです。
無駄遣いを辞める方法
「サブスクリプション」「ゲームの課金」「衝動買い」という無駄遣いしやすい消費を3つ紹介してきました。
しかし、実際には無駄遣いを辞められない方も多いのではないでしょうか。
この項目では、無駄遣いを辞めるための具体的な方法を説明します。
何にいくら使っているか把握する
一番最初に始めるべきことは、「支出の現状を把握する」ことです。
「サブスクリプション」「ゲーム課金」「衝動買い」にいくら使っているのかを、家計簿アプリなどを活用してチェックしましょう。
その瞬間の課金だけ見ると小さな金額でも、月単位の総額でチェックすると意外と大きな出費になっていると驚くことは珍しくありません。
スマートフォンのカメラでレシートを読み取れるアプリや支出カテゴリを自由に変更できるアプリ、クレジットカード明細の自動入力をしてくれるアプリなどのとても便利なものもあります。
削減・節約できるものをピックアップする
「サブスクリプション」「ゲーム課金」「衝動買い」があった項目を把握した上で、不要なものをピックアップして次月に繋げましょう。
具体的に「サブスクリプション」の場合、「最後に使ったのはいつなのか?」「本当に必要だったのか」など判断基準のポイントを明確にした上で、改善するべきです。
無駄な支出をしないための仕組み作り
「明日から無駄遣いを辞めよう」と決意しても実際に行動しなければ意味がありません。
ダイエットを決意しても続かない人が多いように、人間という生き物は無意識に楽なことに逃げてしまう習性があります。そのため、物理的、強制的に無駄使いを起こさない仕組みづくりが必要です。
具体的には以下のような方法があります。
(1)月末に購入したものを見直す
(毎月決まった日に所有しているものを見直して、本当に必要であったかを見直す)
(2)ゲーム課金やサブスクリプションなどは一度やめてみる
(比較的優先度の低い支出は思い切ってやめてみましょう。案外なくても全く困らないかもしれません。)
(3)家計簿をつける
(家計簿をつけることでどのような出費があったのかを可視化することで、改善点を見つけたり、衝動買いを抑制することもできます。)
上記はあくまで一例であるため、気合いに頼らない「仕組み」を自身に定着させることが貯金を行う上で大切です。
まとめ
無駄遣いを減らして、貯金力を上げるためには「無駄遣い」の中でも割合が大きな部分に焦点を当てて改善する必要があります。
今回は一般的に「無駄遣い」の割合が大きい3つを紹介しましたが、現状を把握した上で「自身の支出の中で無駄遣いはどこか」を見つけて、改善を行いましょう。