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2022.11.15

知ればもっと家計上手に。「大切な価値観」が分かる自分への質問

世の中の基準で「価値がある」とされるものが、あなたの人生にとっても重要であるとは限りません。

以前も紹介しましたが、家計上手はメリハリをつけ、自分にとって価値があると思えるものにお金を使っています。

重要なのは、“自分にとって”。

それを知るには、自分自身に聞いてみるのが一番です。

人生、何が大事?自分に質問してみる

例えば、余暇の過ごし方では、「ゲームをしているときが何より幸せ」という趣味優先タイプもいれば、「友人との飲み会が大切」という人付き合い重視派もいます。

これは、その人それぞれの価値観に基づいています。

自分にとって大切なものや重視していることが何か分かれば、「本当に欲しいものやこと」にお金を使うようになるため、自然と「自分にとって価値が無いもの」にはお金を使わなくなります。

ただなんとなくお金を使っているかも…という人は、次のような質問を自分自身に投げかけてみてはどうでしょう。

無意識にお金を使っているものは何?

無意識にお金を使っているものには、あなたにとって大切な価値観が含まれている見込みあり。

過去にさかのぼって調べてみましょう。

例えば、ファッションにお金をかける傾向がある人は、周りの人にどう見られているかや、流行に敏感であることを重視しているのかもしれません。

安くない会費を払ってジムで運動を続けている人は、健康であることはもちろんですが、もしかすると習慣的にコツコツ課題を達成することを、心の奥で望んでいる可能性が考えられます。

うれしさや充実感を感じたことは何?

仕事やふとした日常で、うれしさや充実感を感じたことは何ですか?

同じ状況や出来事でも、人によって受け取り方は千差万別です。

ポイントは、少し深掘りしてみること。

例えば、「人に感謝されたとき」はよくある状況ですが、「どういう点に感謝されたことがうれしかったのか」まで考えてみましょう。

「入念に調べた詳しい資料を提供したこと」に対する感謝なら、「几帳面」や「真面目」がキーワードになりそう。

同じように、嬉しさや充実感以外にも、「達成感」や「高揚感」について深掘りしてみてもいいですね。

自由に使える時間とお金があったら何がしたい?

好きなことを仕事にできている人は少数派です。

もし、生活のためだけの仕事をしないでよく、自由に使える時間やお金があったら何をする?

その答えに、人生観が表れます。

周りの人に、「楽しそうだね」って言われるのはどんなとき?

自身の内面は、自分ではなかなか気づかないもの。

そんなときは周りの人の意見がヒントになります。

「◯○の話をしているときが一番楽しそうだね!」と言われるものやことがあれば、自分では意識していなくても、心の奥で大事にしている何かしらの価値が隠れています。

とはいえ、価値観は変わっていくもの

とはいえ、価値観は変わっていくものです。

以前は尊重していたはずの価値観とは違う答えが自分から返ってきても、「これは見直さなければ」などと思わずに、まずは受け止めましょう。

自分の価値観に基づいたお金の使い方ではなく、単なる浪費をしているのであればやめなければなりませんが、そうでなければ、環境や年齢などの要因で、以前とはあなたの価値観が変化したのかもしれません。

ましてや今はコロナ禍を過ぎ、アフターコロナに移っているタイミング。

日本だけでなく世界中で新たな価値観が生まれ、どの価値観を選択するべきなのか、みんなが迷っている時代です。

正解を求めるものではないので、柔軟にとらえましょう。

まとめ:記者になりきってインタビューしてみて

自分自身にうまく取材するコツは、手厳しい記者になったつもりで自分にインタビューすること。
「それってどういうことですか?」と詳しく説明を求めたり、「ほんとですか!?」と驚いてみたり。

大げさにやるぐらいがちょうどいいです。

人の目を気にせず本音を語ってもらわなければ意味がないので、インタビューはくれぐれも極秘で行ってください。

価値観が見えてきたら、それをもとにお金を使えているかどうか見直してみましょう。

メリハリをつけ、自分の人生を充実させるものにお金を使えるようになることが、家計上手の第一歩です。

質問する自分と答える自分。

考えてみれば、一人の人間なのに、別人になって受け答えできるなんて不思議ですね。

記者の追及次第で、思いもよらない特ダネが飛び出してきそうです。

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