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2020.09.15

貯金が続かない・・・そんな方におすすめ「貯蓄型保険」

今や老後資金に2,000万円の貯金が必要であると言われる時代。将来に向けて何らかの方法でお金を貯めておきたい・・・そう思ってもコツコツ貯金をするのは続かなくて挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。しかし投資をするほどのまとまったお金もないので資産運用は難しい・・・。そんな方に今回ご紹介したいのが「貯蓄型の保険」です。

投資ほど1度に大きなお金を用意する必要はなく、自身で運用をする必要もありません。また保険なので、もしもの際には保険金を受け取ることもできます。
そして、貯蓄型保険にも様々な種類があります。あなたに必要な保障と貯蓄機能を備えた保険を探してみましょう。

生命保険の始まりは中世ヨーロッパの「ギルド」

ここで、そもそも保険とはどういうものなのかお話したいと思います。
所説ありますが保険の原型と言われる仕組み自体は紀元前からあったと言われています。当時は船で交易を行っていました。しかし、自然災害や盗賊や海賊に襲われるリスクがあり必ず貨物が届けられる保障はありません。こういったリスクに備えて、資金の借り入れがされていたと言われています。
その後、現在の海上保険に近い仕組みができ、日本にも伝えられました。

一方、人身に関わる保険は中世ヨーロッパの都市で組織された同業者組合である「ギルド」が、仲間同士でお金を出し合って貯めておき、仕事に困ったときの資金援助や、病気やケガで働けなくなった際の家族への生活援助をしていたのが始まりと言われています。

このように、みんなでお金を出し合い、もしもの時のために備えて資金を貯めておくことが「保険」の基礎となる仕組みです。現代は、集めたお金を保険会社が運用し、加入年数に応じてボーナスが付くようになっている商品もありますが、基本はみんなでみんなの生活を支えるためのものなのです。
この支えあいの輪の中に誰でも入れるように商品化されているのが、今の保険の形です。

貯蓄型保険とは?

数ある保険商品の中でも貯蓄型保険とは、万が一の時に備えながら、将来のための貯蓄ができる保険のことをいいます。
保険ですので、保障が付くことは分かりやすいと思います。病気やケガのときに、給付金や受け取れたり、亡くなったときに残された家族が保険金を受け取れるのと同じです。
これに加えて、貯蓄の機能を備えているのが貯蓄型保険です。そのため解約時には返戻金があり、加入年数に応じて返戻率が変わります。一般的には加入年数が長いほど返戻率は高くなり、支払った保険料よりも多い返戻金が戻ってくるようになっていきます。

貯蓄型保険がオススメされる3つのポイント

貯蓄型保険は保険としての機能と貯蓄機能があることはお伝えした通りです。
では、もっと具体的に、貯蓄型保険がオススメされるのはなぜなのか、ポイントを3つご紹介します。

1.支払った保険料よりも多い保険金を受け取ることができる

貯蓄型保険の最大のメリットは、解約返戻金です。契約内容や加入のタイミングによって違いはありますが、支払った金額よりも多い額の保険金を受け取ることができます。
特に、近年は銀行に預金をしていてもほとんど利息は付きません。利息が低いのは気になるが、かといってリスクの大きい投資には踏み切れないという方にとって、貯蓄型保険は預金よりもリターンが大きく、投資よりもリスクが低い資産運用方法として検討するメリットが大きいでしょう。

2.もちろん、保険としての機能も心強い

貯蓄型保険には、死亡時だけでなく、重い障害を負った際にも保険金が受け取れるものがあります。
老後の資金作りの途中でもしものことが起こってしまった場合、手持ちの預金だけでは遺族の生活をカバーしきれないかもしれません。もしものことがあってもなくても資金面で支えることができるのが貯蓄機能を備えた「保険」なのです。

3.貯金が苦手な方でも定期的に積み立てができる

貯金を最大の敵は「続かない」ことです。
長期的な計画を立てても、その通りに地道に貯金をしていくのはどんな人でも難しいものです。
お財布に現金が入っているとつい使ってしまいますし、口座に入っている預金額を把握していると、「○○円までは使っても大丈夫」と考えてしまいます。
保険は、加入してしまえば自動的に保険料が引き落とされていきます。ですので、途中で挫折することなく続けることが可能です。気が付いたら大きな貯金ができていることもメリットと言えるでしょう。

貯蓄型保険の主な種類

では、貯蓄型保険にはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な保険の種類と共に見てみましょう。

保険料の払い込みが終了しても保証が一生涯続く「終身保険」

貯蓄型保険の主なプランに終身保険があります。
死亡保険の1つで、年齢を重ねても保険料が上がることがなく、加入時に決めた金額を払い終わると、その後の支払いはありません。しかし、解約しない限り保障はずっと続きます。
保険の支払いは10年払いや20年払いなどの年数で期間を決めることも、50歳までに払い終えるといった年齢で期間を決めることもでき、金額も200万円から5,000万円のあいだで決めることができることが多く、自身のライフプランや収入に合わせて必要な保障分の払い込み額を決めることができます。

そして、貯蓄性がありますので、加入年数が長くなると、保険を解約した際に受け取れる「解約返戻金」の返戻率が高くなります。
終身保険の場合、一般的には保険料の払い込みが終わると返戻率が100%を超え、プラスになることが多いのが特徴です。

満期に保険金を受け取ることができる「養老保険」

終身保険と異なり、保障の期間が決まっているタイプの保険です。
保障の期間中は、何度でも保険金を受け取ることができます。また、保障期間の間に保険金の支払いを受けずに期間の終了、つまり満期を迎えた場合、死亡保険と同額の満期保険金を受け取ることができます。

もしものことがあっても、何もなくても自動的に保険金を受け取ることができるのが養老保険の特徴です。
また、終身型保険と比べて途中解約時の返戻金が高めに設定されていることが多いのも特徴です。
満期を迎えたときに保険金を受け取ることができますので、将来に向けた資金作りもできる保険になっています。

年金と同じように保険金を受け取ることができる「個人年金型保険」

一定期間まで保険料を支払い、60歳や65歳になったら月払いもしくは年払いで保険金を受け取る保険です。一般的には契約時の予定利率で保険料が決まる定額年金タイプの保険が多く、その他に利率変動型、外貨建てなどのタイプもあります。また、受け取り方法にも種類があり、自身の生活、家族構成などに合わせて選ぶことができます。

そして、個人年金の大きな特徴に所得控除があります。
年末調整で、その年に支払った保険料を申告することで、支払額に応じた所得控除を受けることができますが、個人年金は、医療保険や介護保険料とは別枠でさらに控除を受けることができる場合があります。
所得控除が大きければ、その分税金も安くなります。
ただし、途中解約した場合、元本割れをすることが多いので、加入してすぐ解約するような目的での契約はオススメできません。

貯蓄型保険で注意するポイント

ここまで貯蓄型保険の特徴やメリットについてご紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
最後に貯蓄型保険のどの種類にも共通する注意点を2つご紹介しますので、こちらも参考にしながら検討をしてみてください。

掛け捨て保険よりも保険料が高くなりがち

保険としての機能に加えて貯蓄のための費用も含まれていますので、同じ保障内容の掛け捨てタイプよりも保険料は高額になることが一般的です。事前に、月々の保険料のシミュレーションをしっかり行っておくことをおすすめします。

早い段階で解約してしまうと元本割れしてしまう

貯蓄型保険は、契約年数に応じた解約返戻率があります。
基本的には、加入後すぐの返戻率は元本を下回る割合に設定されていますので、すぐの解約はなるべくしないようにしましょう。

TSUNAGUでは、保険に関するご相談を承っております。
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