2023.01.16
少しの工夫で「浪費」が「ゆとり」に。削れる浪費、紹介します。
以前こちらで紹介したように、お金の使い方には「消費」「投資」「浪費」の3種類があります。
家計に余裕を持つためには、できるだけ浪費を減らすことが大切です。
しかし自分の浪費は自分では気が付かないもので、知らず知らずのうちに浪費が重なっていたなんてことも。
日常で見落としがちな浪費や、ついついやってしまう無駄遣いを紹介します。
これまで気が付かなかった浪費を削減するチャンスです。
配達手数料がかかる「デリバリー」
ここ数年間続いていた外出自粛生活をきっかけに、飲食のデリバリーサービスは広く普及しました。
外出や自炊の手間をかけずにお店の料理を食べられるなんて便利ですよね。
スマホ一つでおいしいごはんが配達されるデリバリーサービスですが、その代わり、注文するたびに配達手数料がかかります。
デリバリーサービスを頻繁に利用し続けた結果、外出自粛をする前よりも出費が大きくなったということもあるでしょう。
サービスの中には配達手数料無料で届けてくれるところもあります。
ただし、「○○円以上を注文した場合」など、条件が付いていることがほとんど。
一人前の注文では無料になる金額に届かないことも珍しくありません。
一人で注文するとき「配達手数料が無料になるなら何か追加しよう」とトッピングやドリンクを注文すると、結果的に普段の外食よりも料金が高くなることがあります。
食べきれなければ料理もお金ももったいないので、デリバリーの注文は外食や自炊よりも慎重に行いましょう。
余裕のある家計を保つためには、「外食や自炊ができないときだけ利用する」など自分でルールを決めておくことをおすすめします。
もともと配達手数料がかからないデリバリーを選んだり、大人数で注文するときだけデリバリーを利用したりなどの工夫でもよいでしょう。
自宅から近いお店を選び、テイクアウトするという手段もあります。
使わず眠っている「サブスク」
現在契約している「サブスク(月額制サービス)」を全て把握している”つもり”になっていないでしょうか。
一度契約すれば、あとは毎月自動で引き落とされるサブスク。
毎月支払う手間がかからないため、次第にお金を使っている感覚が薄れていき、最終的には契約していることすら忘れてしまうことがあります。
Wi-Fiや動画配信サービス、トレーニングジムなど、サブスクで利用できるサービスはたくさんあります。
月々の料金が安いサービスでも、1年間の利用料金を計算してみると、見過ごせない金額になるかもしれません。
仮に月額500円のサービスでも、利用していなければ1年間で6000円も浪費したことになります。
6000円あれば、おいしいものが食べられますよね。
今は使っていないサブスクサービスを解約しているか確認してみてください。
心当たりのない支払いをしていないか、通帳やカードの履歴を見て探しましょう。
現在利用していないサービスの解約手続きはお早めに。
そして、今使っているサービスでも使用頻度が少ないものは、思い切ってサブスクをやめてみるのもよいかもしれません。
サブスクではなく、一回一回利用する度に支払うほうが安くなることもあります。
「セール」で爆買い
セールで普段より安い値段で販売されていたり、期間限定の商品を見つけたりすると、購入したときは得した気分になります。
しかしセールで買い物をする場合、衝動的にあれもこれもと買い物かごに放り込んでいませんか?
たとえセールで安くなっていたとしても、無計画のまとめ買いは無駄遣いになることが多いです。
本当に必要かどうか、家に予備がないか、一旦立ち止まって考え直してみてください。 安い物を必要な分だけ購入することが、本当の節約になります。
「アプリゲーム」の課金
アプリゲームへの課金も浪費になっているかもしれません。
もちろん、趣味にお金を使うこと自体は浪費ではありません。
しかしそれも度を越えると浪費になってしまいます。
アプリゲームはクレジットカードを登録するといつでも課金できます。
スマホの画面をタッチするだけだと、お金を使っている実感は湧きづらいでしょう。
少しだけのつもりだったのに、と後悔してからでは遅いのです。
趣味にお金を使うことをやめるのではなく、無理のない範囲で計画的に楽しむようにしましょう。
毎月○○円まで、と決めてメリハリをつけてみてください。
また無料で遊べるアプリゲームもたくさんあります。 今遊んでいるアプリの代わりを探すのもよいかもしれません。
いつでもどこでも買える「自動販売機」「コンビニ」
自動販売機やコンビニを頻繁に利用している方は、購入するお店を変えるだけで出費を抑えられるかもしれません。
自宅の近くや帰宅途中にある自動販売機やコンビニには、ついつい立ち寄ってしまいがち。
しかし自動販売機やコンビニはどこにでもあり、いつでも購入できるため、値段は割高に設定されています。
もう少し足を延ばしてスーパーマーケットやドラッグストアを探してみてはいかがでしょうか。
数十円、数百円の差かもしれませんが、毎日積み重ねるとその差は大きくなります。
スーパーやドラッグストアは営業時間内に行かなければならないため、その日の予定などを調整して行くようにしましょう。
スーパーに行くときは、買い忘れがないように必要な物をメモしておくとよいです。
まとめ:我慢ではなく、工夫で浪費を抑えよう
日常に潜む浪費の数々をご紹介しました。
これらの浪費は工夫しだいで「ゆとり」に変えることができるかもしれません。
我慢でも浪費を抑えられますが、それでは継続が難しいでしょう。
「デリバリー」を「テイクアウト」に、「コンビニ」を「スーパー」に変えるなど、生活に工夫を取り入れて少しずつ浪費の数を減らしていきましょう。