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2022.03.01

【初心者向け】投資信託ってどんな投資?仕組みやメリット・種類とは

投資信託。

投信、ファンドとも呼ばれますが、資産形成を考えたことがあれば、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか?

近年、40代以下の世代で特に注目を集めている「つみたてNISA」という制度の特徴の中にも、「対象商品は一定の投資信託に限定」など、投資信託という言葉が登場します。では、その投資信託とはどんな仕組みで運用され、どんなメリットや種類があるのでしょうか?

それぞれくわしく見てみましょう!

投資信託の仕組みとは?

投資信託と株式投資の違い

株式投資との違い

一般的に投資と聞いてよくイメージされる株式投資と比較してご説明します。

株式投資は自分で企業の情報や株価の動きを把握して購入するため、運用の知識や経験を必要とする、上級者におすすめの投資です。
それに対して投資信託とは、投資した資産の運用をプロに任せるため、比較的リスクも少なく、初心者でも始めやすいタイプの投資です。

このふたつの違いは、よく料理などに例えられます。株式投資は「自分の好みや経験、勘を元に食材を購入し、独自の調理方法で行なう料理」、投資信託は「プロが組み合わせを考え厳選した食材で作った料理を購入するもの」といったイメージです。自分でいちから作るのか、プロが作った商品を購入するのか、ということですね。

プロが運用する投資信託

投資信託において、投資家の代わりに資金を運用するプロとは、投資信託の運用会社に属する専門家、ファンドマネージャーを指します。多くの投資家から集められた資金をひとつにまとめ保管・管理する信託銀行に対して、その運用の指図を行います。
資金は国内外の債券や株式、不動産などに分散投資され、運用で出た利益は投資額に応じて投資家に還元される、という仕組みです。

ここで注意すべきことは、運用成果は必ずしもプラスになるわけではなく、元本保証はないという点です。また、手数料も発生します

投資信託に関わる3つの金融機関

日本の投資信託における登場人物は次の4つに分類されます。

投資家、②運用会社、③信託銀行などの銀行、④証券会社・銀行・郵便局などに代表される販売会社です。

分野ごとの専門機関がそれぞれの役割を果たすことで、効率的に運用を行なっています。

登場人物役割
投資家販売会社で投資信託を購入する
販売会社
(証券会社・銀行・
郵便局など)
投資家の窓口となり、投資信託の販売や、分配金・償還金の支払を行なう
運用会社多くの投資家から集められた資金の運用指図を信託銀行に対して行なう
信託銀行などの
銀行
運用される資産を保管・管理する
運用会社の指図に基づき証券・金融市場で売買などを行なう
投資信託に関わる金融機関の流れ

関係者が多く見えますが、投資家が実際に関わるのは、販売会社にあたる証券会社・銀行・郵便局などの金融機関のみです。郵便局でも投資信託が始められるって、なんだか驚きですよね!

投資信託のメリットとは?

少額から始められる

株式投資などを始めるためには一般的に最低でも10万円程度が必要だといわれていますが、投資信託であれば1万円程度の少額から始められます。

分散投資でリスク軽減

分散投資とは、投資先を分散させてリスク軽減をはかる方法ですが、個人で行なうには多くの資金が必要です。しかし投資信託なら、多くの投資家から集まった資金をまとめ、大きな資金として運用するため、少額からでも様々な資産に分散投資ができリスク軽減が可能に。ただし、元本割れのリスクはあるという点にご注意ください。

運用はプロにお任せ

ファンドマネージャーと呼ばれるプロが資産を運用するので、知識や経験がない初心者でも始められます。ただし、手数料等が発生します。

値動きが明瞭で透明性も高い

運用会社のHPや新聞等で取引価格が原則毎日公表されており、資産価値や値動きが明瞭でわかりやすいといえます。さらに投資信託は決算ごとに監査法人などによる監査が義務付けられているため、透明性も高いことが挙げられます。

投資信託の種類とは?

投資信託は種類が豊富です。そこで、対象地域運用方法投資対象の3つの観点で分類してみましょう。

対象地域による分類

対象地域は、国内型海外型国内+海外型に分けられます。情報が入手しやすく初心者でも安心な国内型、今後高い経済成長が見込める海外型を比較し、どの地域に投資したいかで選びます。

運用方法による分類

運用方法は、インデックス型アクティブ型に分けられます。

インデックス型は、日経平均株価などの指数と同じ値動きを目指すもので、手数料も低く、安定的なリターンかつ低リスクなのが特徴です。アクティブ型は市場平均を上回るリターン獲得を目指すもので、その分信託報酬という手数料やリスクも高いですが大きなリターンが期待できます。

投資対象による分類

投資対象は、株式債券コモディティ不動産(REIT)など主に4つに分けられます。

株式を取り入れると値動きが大きくなるためリスク・リターンも大きくなります。債券は値動きが小さいため低リスクで運用できます。コモディティはインフレに強く、不動産(REIT)は安定した収入が得られるなど、それぞれに特徴があるため、これらを組み合わせることで分散効果が高まりさらにリスク軽減が図れます

※コモディティとは、一般に“商品”のことを指す。エネルギー、貴金属、穀物などが投資対象。

投資信託の購入のしかた

購入するときは、まず取扱販売会社に口座を開設します。店頭窓口や電話、ネットなど、様々な口座開設手段があるので、初心者でしっかり説明を聞きたいときは店頭窓口、少しの説明でよいときは電話窓口、知識があり利便性重視のときはネットなど、自分に適した手段を選ぶと良いでしょう。

あとは口座開設書類に必要事項を記入して提出し、必要な書類を受け取ります。そのほかの購入方法として、勤務先企業で確定拠出年金制度が導入されている場合は、その運用商品として投資信託を選ぶこともできます。

投資信託の知識を今後の資産形成に役立てよう

今後の資産形成に役立てよう

投資信託について、少しでも理解は深まったでしょうか?

冒頭で触れたつみたてNISAは、ここまでご説明した投資信託の中でも、「長期」「積立」「分散」投資に向いている公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に対象商品を限定しているので、初心者をはじめ、幅広い年代で利用しやすい仕組みになっています。

このように、投資信託の基本を知っておくことは、投資全般について知識をつけたい方や、つみたてNISAを始めようか迷っている方にとっても、決して損にはならないでしょう。

ぜひ今後の資産形成のための検討材料にしてみてください。

TSUNAGUでは、保険や資産形成に関するご相談を承っております。
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