2021.02.15
改めておさらいしたいクレジットカードのメリット・デメリット
キャッシュレス決済の代表ともいえるクレジットカード。
日本人の80%以上、20代でも75%以上と、多くの人が保有しており、生活にはなくてはならない存在になっています。
しかし、クレジットは後払いができる分、つい自身の収入を超える買い物をしてしまって翌月に高額の請求が来た経験がある方や、分割払いがなかなか終わらないという苦い経験をしている方も多いのではないでしょうか。 今回は、そんなクレジットカードのメリット・デメリットをご紹介します。
便利だからとなんとなくカード頼みになってしまっていた方は、この機会にカードとの付き合い方を見直すきっかけにしてみてください。
クレジットカードの魅力は、後払いができること
言うまでもないことかもしれませんが、クレジットカードは簡単に言うと後払いができるカードのことです。
デパートでのお買い物はもちろん、スーパーやコンビニ、レストラン、ネットショップなど様々な場所で利用することができます。
クレジットカードのほかに、デビットカードやプリペイドカードがありますが、デビットカードは決済したと同時に銀行口座から引き落としがされ、プリペイドカードは予め購入した金額分が利用可能な前払いであるという違いがあります。また、クレジットカードを作るには事前の審査がありますが、デビットカードやプリペイドカードには審査を必要としないことも大きな違いです。
カード支払いにすることでたくさんのポイント還元が受けられる
キャッシュレス決済では当たり前になってきているポイント還元。毎月の利用金額に応じてポイントが付与されることはもちろんですが、クレジットカード支払いにすると、お店のポイントに加えてカード利用のポイントがついたり、バーコード決済の引き落とし先をクレジットカードにすることでポイントが多くもらえたりと、ほかのポイント還元サービスと併用できるのも魅力です。
付与されたポイントは、ネットショッピングのポイントとしても利用可能であったり、他のキャッシュレス決済に利用が可能であったりと、最近は幅広くポイント利用が可能になっており、コンビニの買い物がポイントだけで支払えてしまうなど、お得感が大きいのも嬉しいところです。
カード会社やランクによって様々な特典を受けることができる
クレジットカードならではのメリットは後払いだけではありません。
カードによって様々な特典が設けられており、各社で見られる主な特典だけでも、空港ラウンジサービスや会員限定のチケット優待、ホテルの割引サービスなどがあります。
カード会社ごとに特徴あるサービスも行われており、スーパーやデパートではカード会員だけの割引デーがあったり、飛行機のマイルが溜まったり、カード会社が行っている別サービスとの併用でさらにポイント還元率がアップしたりと、そのカードを持っているからこそ受けられる特別感を得られるサービスが充実しています。
カード1枚で家計の管理が楽になる
クレジットカードは公共料金や保険など、生活に必要な支出の引き落とし先に指定することができます。またスーパーやコンビニの買い物もカードでできますので、カード1枚で月の支出の管理がほぼできてしまいます。
こまめにレシートを集めて家計簿をつける必要がありませんし、専用サイトで現在の利用額も確認ができますので、毎月の予算管理も楽になります。
しかし、自身の支払い能力を超えないように注意が必要
ここまで、クレジットカードのメリットをご紹介してきましたが、もちろん注意しなければいけないポイントもあります。
最も多いのが、自身の収入以上に買い物をしてしまうことではないでしょうか。
その場で現金が減るわけではないので、つい高額な買い物もしてしまいがちになります。
支払日に口座の残高不足などで引き落としができず遅延を起こしてしまうと、遅延損害金という延滞料金を請求されてしまいます。さらにそれが続くとカード利用を止められてしまったり、返済残高の一括請求をされてしまったりする可能性もありますので、延滞をしないように計画的な利用を心がけましょう。
リボ払いの多用は返済額が高くなってしまうので注意
以前リボ払いの仕組みについてご紹介した通り、リボ払いは毎月の返済額を一定にすることができますが、その分の利息がかかります。
返済が長くなればなるほど、その分の利息を支払わなければいけませんので、商品の購入代金よりも多くの金額を支払うことになります。
生活家電など、必要があって高額な商品を買うこともあると思いますが、リボ払いを多用しすぎないように注意が必要です。
クレジットカードで買い物をしたとき、一括支払いの場合は利息がかかりません。
また、カードによっては2回払いまで利息がかからないものもあります。
対して、クレジットの分割支払いやリボ払いは金額などによって、おおむね年間10%〜15%の金利がかかります。
購入する品物と、自身の家計を照らし合わせて、上手に支払いをするようにしましょう。
クレジットカードと上手に付き合って、家計管理をしよう
いかがでしたでしょうか。
クレジットカードは現金にはないポイントや特典もあり、便利な面がたくさんあります。
カードの支払いをきちんと続けていくと、経済能力が高いと判断され利用限度枠も増えていきます。
しかし、使い過ぎてしまうと一転して生活を苦しくしてしまいかねません。
利用状況をこまめに把握し、自身の支払い能力を超えないよう注意を払いながら、家計の管理を楽にしたり、生活を豊かにできるよう上手に付き合っていきたいですね。