2022.08.01
交通費は少しでも抑えたい!長距離移動での料金節約のコツ
お盆休みもすぐそこ!
帰省やレジャーには交通機関での移動を伴いますが、当然ながら出費も伴います。
少しでも安く料金を抑えて、懐具合に余裕を持っておきたいところ。
電車やバスなど、種類別の節約方法を紹介します。
電車(在来線・私鉄)は回数券でお得に
電車の料金を抑えるには、バラ売りの回数券が有効です。
バラ売りの回数券は、チケットショップ(金券ショップ)で売られています。
大きな駅や主要な乗換駅の近くにはたいていチケットショップがあり、売れ残った回数券が格安で売られています。
自分のルートにあった切符がないか、こまめにチェックしましょう。
できる限り出費を抑えるためには、帰省や移動ごとに一枚ずつ購入するのが鉄則ですが、鉄道会社によっては、土・日・祝日だけ使える回数券なども販売されています。
通勤にも使えそうな回数券があれば、数枚まとめて購入したほうが結果的により節約につながることもあります。
注意したいのは、回数券には有効期限があること。
格安切符の中にはもともと旅行や出張がキャンセルになったため持ち込まれ、使用期限が近づいているため安くなっているものもあります。
帰省や移動に使えるかどうか、文字通り“片道切符”にならないよう、行きだけでなく帰りの日程までカバーしているかどうかを確認してから購入しましょう。
新幹線が高いなら「青春18きっぷ」もあり
新幹線も在来線同様、チケットショップの利用が基本です。
特に新幹線は、片道601km以上であれば往復で買うと安くなります(乗車券のみ。特急券は割引なし)。この条件に当てはまる場合は、バラではなく往復券を探しましょう。
例えば東京駅発の場合、東海道新幹線なら西明石駅(兵庫県)より西、東北・北海道新幹線なら二戸駅(岩手県)より北が該当します。
とは言え、割引が適用されてもこの距離なら往復で3万円前後かかってしまいます。
そんなとき強い味方になるのが「青春18きっぷ」です。
全国のJRグループ普通列車などが5日(5回)分まで乗り放題になる乗車券で、価格は1万2050円(税込)。
JR駅のみどりの窓口や券売機で購入できます。
切符の名前とは関係なく、年齢に関係なく誰でも使えます。
5回分がセットになっており、1回分につきJR線の普通列車が1日間乗り放題になります(新幹線には使えません)。
単純計算すると、1回分の価格は2,410円です。路線図や乗換案内サイトとにらめっこしてうまく使えば、時間はかかるものの、新幹線よりはるかに安く同じ距離を移動できます。
高速バスはシートのタイプをチェックして
高速バスにも安く乗るためのポイントがあります。
それは「座席のタイプ」と「時間帯」。
座席は「4列シート」や「3列シート」、「2列で席がフラットになる」など、いくつかのタイプがあります。
通路がなく2人ずつ隣り合って座る4列シートに比べ、ゆったりスペースが取れる3列や2列のシートは、やはり価格が高くなります。
狭いシートが数時間我慢できそうなら、4列シートのバスを利用することで出費は抑えられます。
時間帯は、同じ路線であれば昼の便よりも、夜に出発して朝に着く便のほうが安くなるのが一般的です。
中・長距離の路線では、複数のバス運行会社が昼行便・夜行便の両方を運行しています。
比較サイトを使って各社の価格や座席のタイプを調べ、自分の体力、着いてからの行動予定などもふまえて判断し、ベストな便を選びましょう。
「コンビニ支払い」を選べば、現金で支払うことができます。
飛行機は、直前予約に福がある!
飛行機の場合も、まずは比較サイトで見比べるのが基本です。
最安値比較ができるので、低料金の便をパッと見つけることができます。
どの航空各社も早期予約をすると割引するサービスを行っていますが、対象は「搭乗の20~75日前」などがほとんど。
仕事のスケジュールでさえ毎日変わるし、新型コロナウイルスの影響も大きい現在では、現実的にそのような前の段階で予約するのはなかなか難しいでしょう。
そこでおすすめなのは、あらかじめある程度の価格帯の便を確保したうえで、出発の前日に再度比較サイトをチェックしてみること。
直前割引で大幅に料金が安くなった便があるかもしれません。
これは、キャンセルが出た場合の処置なので正直運次第ですが、チェックして損はありません。
ただし、最安値の便はやはり早朝か夜遅い便が多くなります。
たとえチケットが取れても「空港までいく電車がない!」とならないよう、空港の行き帰りの準備もお忘れなく。
まとめ:うまく工夫して、出費を抑えるのを最優先に
出費を抑えて帰省や旅行をするにはお盆や夏休み期間を避けるのが基本ですが、会う人たちの予定も考えると、自分たちだけ時期をずらすわけにはいかないのがつらいところ。
「時は金なり」とはいうものの、とことん節約したい時期は、時間そして快適さよりも、出費を抑えることが最優先です。
9月からも余裕のある生活をするために――節約移動は、片付けなければいけない“夏の宿題”です。
※ 記載されている内容は掲載日時点のものです。